この「曹洞宗やすらぎダイヤルてるてるぼうず」は曹洞宗千葉県宗務所が平成16年1月に開設したテレホン相談です。
千葉県宗務所とは、大本山永平寺、大本山総持寺を両本山に仰ぎ禅を宗旨とする曹洞宗の、千葉県下3百数か寺で組織する機関です。
このテレホン相談は老若男女を問わず全年齢層を対象としており、相談員は県内曹洞宗の30代、40代を中心とする若手僧侶の有志がつとめます。
世相を見ますと現在、年間の自殺者は3万人を超え、社会問題化しています。10代の死亡原因の第1位は自殺であるという現状もあります。核家族化が進んだことで家庭内の関係が狂い始め、少年犯罪が凶悪化しさらには不登校児が20万人いるという報告もあるようです。また、一般社会においても、いきすぎた自由と権利の主張が人の孤独化を招き、うまくコミュニケーションが取れなくなっている現状もあるように思われます。
私ども曹洞宗がその歯止めの一助になればという願いから、このテレホン相談を開設いたしました。自分自身の心の悩みや、家庭内の悩み、社会環境における悩み、仏事・仏教相談にいたるまで幅広く対応しております。このテレホン相談は布教を目的とするものではなく、相談者の人権に配慮し、互いに匿名での相談となります。一人で悩まず、どうぞお気軽にお電話をいただければと思います。
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